灯油を横浜市 川崎市に配達するゼンギョウサービスです。
冬が終わり、暖かい春を迎えた時に灯油をすべて使い切っていれば問題ないのですが、
たいていは灯油は使いきらずに残ってしまいますよね。
さて、この灯油、どのように扱えばいいのでしょうか。
お客様からも「灯油は腐らないの?」ってよく聞かれます。
なかなかお応えしかねる話題なのですが、灯油を10年以上あつかった経験からいうと、
「保管の仕方次第で大きく変わる」のです。
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まず、灯油は腐るのか?
保管状態が悪いと、色が変色します。うすい黄色がかった色になります。
この状態でもストーブに入れれば燃焼してくれるのですが、明らかに匂いが変です。
なんというか、くさみのある匂いといったほうがいいでしょうか。
灯油が「腐った」というより「劣化した」といったほうが正しいでしょうか。
こういう状態になったら、まず使わないほうがいいです。
なぜ灯油がこういう状態になってしまうのかというと、ずばり「屋外放置」なのです。
ベランダでも、庭先でも「日の当たるところ」に置くと、灯油が腐るというより劣化してしまいます。
直射日光だけは絶対に避けるようにしましょう。
では灯油はどんなところで保管すればよいか。
1.直射日光を避ける。
これだけは守って下さい。
屋外におかなければならない時は、ポリタンクを新聞紙で何重にもカバーした上で、
ゴミ袋をかぶせて補完して下さい。
2.高温多湿を避ける。
出来るだけ風通しの良い日陰を選んで下さい。
3.ポリタンクは満タンにする。
使い残しの灯油を保管するのですから、なかなか満タンで保管は出来ないかと思います。
もし、灯油ポリタンクに1/5程度しか残っていないのでしたら、ちょっとだけもったいないですが
使いきってしまったほうがよいです。
または灯油ストーブ、灯油ファンヒーターのタンクの中に、満タンまで入れてしまって下さい。
【なぜ満タンがいいのか?】
・保管の期間が長くなると寒暖の差で、ポリタンクや灯油ストーブのタンクに「汗」をかいてしまい、
水気がたまってしまいます。
この水気が灯油ストーブに入ってしまうと、不完全燃焼の元になったり黒煙の元になったりするんですね。
灯油ポリタンクや灯油ストーブのタンクを満タンにしておけば、汗をかきにくいので、水気が発生しにくいのです。
4.保管は1シーズンまで。
次の冬には必ず使用して下さい。
昔は余った灯油は、ガソリンスタンドなどで回収していましたが、
ガソリンスタンドの数が減っていますし、灯油価格の高騰もあってなかなか捨てられないと思います。
しっかりとした保管をすることによって、無駄にせず次の冬にも使えるようにしましょう。
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