古い灯油は使わないほうがいいのですか?(実例から)

横浜市 川崎市に灯油配達しているゼンギョウサービスです。

先日お客さまのファンヒータでトラブルが発生し、当店に相談がありました。
要約すると、
・買い置きの灯油が無くなってしまった。
・そういえば物置に昨シーズンの灯油がポリタンクに1/3くらい残っていた。
・それをファンヒータに入れたら、ガボボボっと変な音がして、燃えたり燃えなかったりしているようだ。

さて、なぜこうなったのか・・・

 


wood &kerosine hybrid boiler / bluXgraphics(motorcycle design Japan)=Midorikawa

早速お客さまのところにお伺いしてファンヒータから灯油を抜き出してみました。
はい、予想通り主原因は
・水が混入していた
でした。

では、物置の中に入れておいて雨風に晒したわけではないのに、なぜ灯油に水が混入したのか。

これは、「結露」ではないかと思っています。

ポリタンクに1/3くらいの残量で昨シーズンから春・夏・秋を越した、
ということはそれなりの寒暖に付き合ってきたわけです。
そのなかで灯油の品質は変色するくらいまでにはならなかったけれど、
ポリタンクの中に結露した水が混入してしまった。

当店での見解をお客さまにお知らせし、ファンヒータから古い灯油を出して新しい灯油と入替えて
正常な燃焼を確認してトラブルシュート完了となりました。

ポリタンクではなく金属製の灯油タンクは意外と水の混入って、見受けられないです。
ホームタンクと呼ばれるものですね。

もちろん水抜きの設備はあるのですが、水の混入の確認をして実際に水が混ざっていたことは1、2件くらいしかありません。
これは、金属製タンクとポリタンクの違いにもあるんじゃないかと思っています。
金属製は結露しにくく、ポリタンクは結露しやすいのではないでしょうか。

また、灯油の変質原因の一つと言われる紫外線も、金属製は紫外線を通さないがポリタンクは通しやすい、から変質しやすい。
と、思っています。

以上、実例から灯油のトラブルシュート、でした。

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